猫と触れ合ったことがある人は、猫がゴロゴロと喉を鳴らしているのを聞いたことがありますよね?猫の首元あたりに手を置くと振動が伝わってくる。撫でられることで喜びを表現していると思っていたぐらいだけど、「あの音」はいったい、どうやって鳴らしているのか?
猫に関する研究はまだまだ分からないことが多いようですが、猫のゴロゴロは約65デジベル(人が話すくらいの音量)で咽頭の筋肉が振動して起こっているという。
ゴロゴロのパターンもいくつかあるようですが、まず、子猫が母猫とのコミュニケーションを取る時から始まっていると言われています。例えば、母猫がお乳を与えているとき、母猫がゴロゴロの鳴き方を子猫に伝える。そして、子猫は本能的にゴロゴロの鳴き方を体得していると思われています。子猫はお乳を飲む時、ゴロゴロと鳴きながら母猫のお腹をフミフミする。このフミフミがまた可愛いですものね♡ 飼い猫の場合、大きくなってからも飼い主にフミフミしてくることもあります。飼い主さんが飼い猫を可愛っている時、猫は幸せを感じ取り、全力でゴロゴロと鳴いています。いくつになっても母猫が恋しくなるのてすね。
意外なことに体の調子が悪いときや傷ついている時などにもリラックスしようとゴロゴロと鳴いているということもわかってきました。
外猫の場合は喧嘩の最中にも低いトーンですが、ゴロゴロ鳴くこともあります。ゴロゴロの使い分けが面白いですね。猫のゴロゴロは、お互いのメッセージであり、癒しであることで間違いないでしょう。
猫のゴロゴロは、私たち人間の心身の健康にも良い影響があることが発表されてます。私は「ゆほびか」という雑誌の愛読者なのですが、以前、ゴロゴロ音の(CDが付録で付いた)猫の特集が掲載されていたのを思い出し、(奥にしまい込んでしまっていました笑) 猫のゴロゴロ音のCDを聴き直してみました。
我が家では、常日頃、ウチの飼い猫たちのゴロゴロ音を聴き慣れているので、気づかなかったのですが、あの音って、癒されてるんだなと再確認出来て良かったです笑。(この特集号は、2018年の8月号なのでバックナンバーがあるかどうか分からないですが…)
また、反対に猫にも猫が好む音楽を聞かせると非常に良い効果(自律神経のバランス〜落ち着き)があるとされています。
猫は、クラシック、なかでもモーツァルトの音楽が好きという説があるといいます。人間もモーツァルトの音楽が脳に良いと聞いた事があります。モーツァルトの音楽は、高い周波数の曲が多く、メロディの揺らぎ感がとても心地よいです。
このゴロゴロ音を使用した「猫のための音楽 CD」というものがあるそうで、探しましたが、近くの店頭に販売もレンタルもないようでしたのでネットの音楽配信からダウンロード。
ねこのための音楽「Music for cats」アメリカ在住の音楽家デイビット・テイーのアルバム 2016年に発売〜科学的に実証され、メディアで大反響になった作品。ねこのためとなっているが、猫も人間も両方に向けたアルバムとなっているらしい。
音楽とともに猫のゴロゴロ音が入っています。
ウチの猫たちに聞かせてみると、始めはビックリして固まってしまいましたが、いつのまにか、音の出所のスマホに集まってきて、しばらくの間は大人しく聞き入っていました。特殊な音なので猫によっては合わないこともあるかもしれませんが、セラピー療法として取り入れてみる価値はあると思います。
2018年には、同じくデイビット・テイーの「Music for cats Album two」が発売されているようです。
秋の夜長…クラシック音楽を猫ちゃん達と一緒に優雅な気分で味わうのもいいかもしれませんね!