外から帰ってきた「マメ」
“小さいお友達(?)”を連れて帰って来た!
ナァニ⁈〜〜 イヤイヤ‼︎ それダメなヤツやろ!
吸血鬼『マダニ』なんだよー‼︎
※虫嫌いな方はご注意下さい。画像あります。
“マメ”、マダニついてる!
“マメ”の鼻の横端に2つの小さな白い粒
耳の内側先端に1つの小ちゃい白い粒
太もも付近にもいーーーーーるぅーーーー!
拡大してみました。
このマダニはモゾモゾと動いてました。
色は茶色っぽい
とりあえず、このマダニは、セロハンテープに吸着させて捕獲しました!
鼻に付いたマダニは、どうしよう?
最初、ゴミついてるのかな?ニキビ?くらいにしか思ってなくて…ぱっと見、これは虫には見えないわ。
触っても取れないしね〜
『マダニ』
どうしたらいいの?
- [:contents]
- 『マダニ』とは?
- マダニの生息場所は?
- マダニは動物を感知する能力がある
- マダニの吸血法
- マダニの大きさ
- マダニのライフサイクル
- マダニは病原体の「運び屋」
- マダニが媒介して感染する病気
- マダニに噛まれたら
- まとめ
『マダニ』とは?
「ダニ」と言えば家の中やカーペットに住む小さな生物というイメージありますが、「マダニ」は違う生き物です。
そして、このマダニ、ウイルスや病原菌の媒介虫として最近注目されています。
マダニは8本脚からなる節足動物で、昆虫ではなくクモやサソリの仲間です。
マダニの栄養源は、動物の血液🩸
マダニの生息場所は?
マダニは草木の茂る場所に多く生息しています。
山だけでなく、河川敷、犬のお散歩コース、キャンプやハイキングの場所にも潜んでいることもあります。
草むらに潜んでいる…そこで、そばを通りがかった犬や猫などに飛び移れるチャンスを狙っている。私達人間にも飛び移ってくることも
怖っ!
マダニは動物を感知する能力がある
ハラー氏器官と呼ばれる独特の感覚器官で、動物の体温、振動、二酸化炭素などを感知し、動物に寄生するのです。
動物の体の中で、一番柔らかくて吸血しやすい場所も探知できるのだとか。
※ 日本に分布するマダニのうち、フタトゲチマダニ、ヤマトマダニなどの約20種類が犬や猫に寄生するようです。
マダニの吸血法
マダニは、睡液に含まれる酵素で皮膚を溶かしながら、鋏角(きょうかく)と呼ばれる針状の構造物で皮膚に噛み付き、口下片(こうかへん)と呼ばれるノコギリのような歯(針状の歯を持つ)を皮膚の奥に差し込んで吸血します。
マダニが皮膚に固定される時、唾液とともに分泌されるセメント様物質 が、マダニを皮膚により強く固定するのでちょっとやそっとでは取れない。
マダニの大きさ
マダニは一般的な家ダニよりも体が大きく、固い外皮で覆われていて、通常時でも3mm~4mmくらい。肉眼で見えます。
吸血後は、膨れ上がり、1cm近い大きさになるものもいるそうです。
一度刺すと吸血が終わるまで(1~2週間)離れることはないという。
マダニのライフサイクル
幼ダニ期・若ダニ期は発育・脱皮のため、成ダニ期は産卵のために吸血します。
発育期ごとにそれぞれ異なる宿主動物へ寄生→吸血→地上に落下…それを3回🔁くり返します。
一生の中で吸血する期間は20~25日間ほどといわれています。
マダニは病原体の「運び屋」
マダニは、犬や猫などのペットの他、野生動物、人間に対しても皮膚病や貧血の原因となるだけでなく、恐ろしい病気を媒体する生き物です。
マダニに咬まれると、マダニの体内に潜んでいた菌やウイルスなどの病原体に感染。
「運び屋」となって、ペットだけでなく飼い主さんにも感染します。
2017年夏、50代の女性が弱った野良猫を動物病院に連れて行こうとした際に手をかまれ「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」を発症、約10日後に死亡した。猫からヒトへの感染が明らかになるのは初めての事例となりました。
マダニが媒介して感染する病気
主なダニ媒介感染症は、国内では重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、つつが虫病、ダニ媒介性脳炎、ライム病、日本紅斑熱などがあります。
*この疾病に対する有効な治療薬はないようです。マダニに刺されないように心がけることが大切となりますね。
*屋内で飼っているネコにはリスクはないとしていますが、屋外にいる体調不良のペットに接触する場合は注意が必要です。
マダニに噛まれたら
噛まれているときは、絶対に潰さない。
早急に除去することが、優先ですが、強引にむしり取るのはダメです。マダニの体の一部がちぎれて皮膚に残ってしまうからです。
医療機関に行って取ってもらう方が安心ですが、症状が軽いのであれば、自力でピンセットで取ってもいいそうです。
マダニ固体の根元(口器)部分をピンセットではさんで、左右に何度か回転させたりマダニの身体を動かしたりし(抜けやすい状態にする)、慎重に引き抜きます。
取り除いたマダニは捨てないでアルコールにつけ込んでください。
食いつかれて2週間以内に発熱・頭痛・発疹などの症状が出た場合は、マダニが媒介する感染症の可能性が考えられます。
⇒できる限り早急に医療機関を受診するようにしてください。
除去したマダニの個体があると診断しやすくなります。(マダニ媒介の感染症は診断が難しい)
“マメ”は動物病院で取り除いてもらいました。
アルコールに浸して、時間が経ったので、黒くなってしまったようです。
あの動いていたマダニは、まだ血を吸う前のマダニだったみたいで、良かった。
「レボリューションプラス」猫の寄生虫を駆除・予防するスポットオンタイプの薬を処方していただきました。
マメの首スジに垂らしました。
効果は、1ヶ月以上は続くそうです。
マメに付いたマダニが、コロンとトラにも寄生する危険性もあるので、別に「フロントラインプラス」も一緒に処方されました。
まとめ
外でペットを守るには、まずはなるべくマダニがいそうな草むらなどには近づかない事。
犬は散歩などの時、洋服を着せたり、直接マダニが付かないようする工夫もいいでしょう。
人間も服装でカバーする。(なるべく肌の露出を無くすこと)
外猫の場合は、外出する前に、適切な虫ケア用品(*寄生虫を駆除&予防する薬など)を。家に帰ってきたら身体全体をよく観察してあげることが大切だと思います。
*薬を使用時は獣医師に相談してください!
マダニ類の活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに咬まれる危険性が高まります。
大切なペット達を守ってあげましょう‼︎